曲子(読み)きよくし

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世界大百科事典(旧版)内の曲子の言及

【中国音楽】より

…これが唐朝に俗講となり,9世紀中葉には異常な人気を博して,語り物の端緒となった。それに,隋朝以来の俗謡から出た〈曲子(きよくし)〉が唐朝で流行し,詩人たちも作詞を試みるうちに,その固定旋律に文字をあてはめる歌曲作詞法が定着し,これが語り物音楽を盛んにさせる原因ともなった。長編の話に〈節〉を新たにつけるのは大変だが,既成の曲から物語の内容に合う旋律を選び,それを組み合わせていけばよかったからである。…

※「曲子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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