曲木村(読み)まがきむら

日本歴史地名大系 「曲木村」の解説

曲木村
まがきむら

[現在地名]石川町曲木

阿武隈高地の西縁に位置し、南は塩沢しおざわ村、西は中野なかの村。地内には多数の板碑があり、字さかした墓地には建治元年(一二七五)一二月一二日の紀年銘をもち「右志者為源祐光聖霊頓証菩提也」と在銘のある板碑をはじめ、一四基の板碑が群立している。字たてに曲木館、字小和清水こわしみず金子かねこ館という中世城館跡がある。曲木館の館主は石川一族の曲木氏とみられるが、「石川氏一千年史」によると石川氏二一代成光の次男舎光は曲木庄を与えられたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android