墓地(読み)ハカチ

  • ぼち

世界大百科事典 第2版の解説

死人を埋葬し墓を建てる場所。墓場(はかば),墓所(ぼしよ∥はかどころ∥はかしよ),墓原(はかわら),霊園ともいう。〈墓地〉を意味する英語cemetery,フランス語cimetièreは,ギリシア語のkoimētērion(〈眠るための場所〉の意)に由来する。英語では,教会付属の墓地をchurchyardとして区別する。
[歴史]
 古代エジプトの初期王朝,古王国時代の貴族の墓は,その形状からマスタバ(アラビア語で〈ベンチ〉の意)と呼ばれる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 墓所。ぼち。
※信仰之道(1894)〈松村介石〉耶蘇基督「泣く泣く推されつつ墓地(ハカチ)に向ふ」
〘名〙 死人を埋葬し墓をつくる所。墓のある地域。はかば。墓所。墓田。
※日本後紀‐延暦一六年(793)二月丁巳「為贈右大臣従二位藤原朝臣百川墓地」 〔礼記‐王制〕

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世界大百科事典内の墓地の言及

【墓】より

…それでも応永22年7月15日の条には〈新古雑乱ス。子細ヲ相尋処ニ面々所意各別也〉とあるので,墓地の整理は見られないようである。明応8年(1499)になってようやく,《大乗院寺社雑事記》に〈極楽坊庭聖〉の存在が伝えられており,整理と管理がはじまったらしい。…

【墓掘人】より

…キリスト教公認後には墓掘人は勢力のある団体で,ダマスス1世が教皇に選挙される際には実力行使に出たほどであった。4世紀から近世まで墓地を売るのは墓掘人の権利となり,墓地を長く保有したい家族を相手に契約を取り交わし契約文を墓石に刻んだ。土葬のヨーロッパでは5年たてば同じ場所に次の死体を埋めるが,3,4回目には土が腐食力を失うので,墓掘人は十分土にかえっていない死体や骨を掘り出すことになる。…

【弥生文化】より

…弥生時代の集落は,規模のうえで縄文時代の大集落とそう変わらないが,防御的性格をもつことで大きく違っている。また,集落に接して共同墓地を備える点も大きな特徴である。家そのものが竪穴住居によって代表される点も縄文時代と変わらない。…

※「墓地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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