書並(読み)かきならべる

精選版 日本国語大辞典 「書並」の意味・読み・例文・類語

かき‐なら・べる【書並】

〘他バ下一〙 かきなら・ぶ 〘他バ下二〙
① 劣らないように書く。美しさや腕前が、匹敵するように書く。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「かたちかきならぶる絵師に」
② いろいろな事を次々と書く。二つ以上の物を並べて書く。
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生「明治十二年の七月二十九日から八月十日頃まで長々と書並(カキナラ)べて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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