最後の詩(読み)サイゴノシ

デジタル大辞泉 「最後の詩」の意味・読み・例文・類語

さいごのし【最後の詩】

原題、〈フランスDerniers Versラフォルグ詩集自由詩。著者没後の1890年に刊行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の最後の詩の言及

【ラフォルグ】より

…詩集《嘆きぶしLes complaintes》(1885)は,伝統的詩法に言葉遊びや俗語や意識的破調を導入した自由詩のかたちで憂鬱な泣き笑いを平明な調子で歌ったものである。一種の短編集ともいえる《伝説的教訓劇Moralités légendaires》(1887)はハムレットやサロメなどの物語をラフォルグ独自の世界へと転生させた語り直しであり,とくに〈ハムレット〉は《最後の詩Les derniers vers》(1890)とともに世紀末的感受性と意識の結晶といえる。困窮のうちに死去した。…

※「最後の詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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