月の名残り(読み)つきのなごり

精選版 日本国語大辞典 「月の名残り」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 名残(なご)

  1. ( 秋の月の最後の意 ) 陰暦八月十五夜の月に対して、九月十三夜の月をいう。後(のち)の月。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「九月十三夜は〈略〉名月のおさめなれば、夜をのこすいりかたをうらみ、つねにも似ず月の名残をしたふ心ばへなどすべし」(出典:俳諧・山の井(1648)秋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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