デジタル大辞泉 「名残」の意味・読み・例文・類語
なごり【名残】
1 ある事柄が過ぎ去ったあとに、なおその気配や影響が残っていること。また、その気配や影響。
2 人と別れるときに思い切れない気持ちが残ること。また、その気持ち。「尽きない
3 物事の最後。終わり。「この世の
「
4 亡くなった人をしのぶよすがとなるもの。忘れ形見。子孫。
「かの
5 病後のからだに残る影響。
「いと重くわづらひ給へれど、ことなる―残らず」〈源・夕顔〉
6 残り。残余。
「弥生中の六日なれば花はいまだ―あり」〈平家・三〉
7 「名残の折」「名残の茶」などの略。
[類語]残存・残留・残り・残品・残部・残務・残余・残