名月(読み)メイゲツ

大辞林 第三版の解説

めいげつ【名月】

陰暦8月十五夜の月。 「中秋の-」 [季] 秋。 《 -や池をめぐりて夜もすがら /芭蕉 》

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精選版 日本国語大辞典の解説

めい‐げつ【名月】

〘名〙 陰暦八月十五夜の月。また、陰暦九月十三夜の月。《季・秋》
※山密往来(1373)南呂一五日「八月三五之良夜者。九商〈秋也〉無双之名月也」
※親元日記‐文明一五年(1483)八月一五日「水主三良左衛門尉親信方より名月之芋四籠進之」
[補注]「金葉‐秋」の詞書に「翫明月といへることをよめる」とあるように、古くは「明月」を用い、鎌倉時代まで「名月」を見出すことは難しい。

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世界大百科事典内の名月の言及

【十五夜】より

…旧暦8月15日の夜を十五夜,名月,お月見と呼ぶことは,日本各地にゆきわたっている。月見だんごを作り,ススキの穂を供えるのは都市とその周辺の例で,地方には意外な習俗,信仰が十五夜に結びついており,これが単なる風流の夜ではなかったことをうかがわせる。…

【月】より

… 古い神社の祭りも村々の素朴な行事も,満月や上弦,下弦の月を目当てになされることが多い。旧暦8月の十五夜,中秋の名月に月見だんごとススキの穂を供えて月見の行事をするところが広く見られるが,里芋を供えて〈芋名月〉と呼び,また綱引きなどをするところもある。9月の十三夜は〈豆名月〉〈女名月〉と呼び,ともに古い時代の収穫祭のなごりが見られるという。…

【月見】より

…陰暦八月十五夜と九月十三夜を〈お月見〉〈名月(めいげつ)〉と呼んで,さまざまな供物をして月を拝し,また観賞する風は広く各地にゆきわたっている。都市とその周辺では,名月が古来,詩歌や俳諧の好題目とされてきたこともよく知られている。…

※「名月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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