月の杯(読み)ツキノサカズキ

デジタル大辞泉 「月の杯」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐さかずき〔‐さかづき〕【月の杯】

杯を月にたとえていう語。美しい杯。
「―さす袖も雪をめぐらすたもとかな」〈謡・紅葉狩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月の杯」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 杯(さかずき)

杯を月にたとえていう語。美しい杯。
謡曲・通小町(1384頃)「飲酒(おんじゅ)はいかに、月のさかづきなりとても、戒めならば保たんと」

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