月隈(読み)つきぐま

日本歴史地名大系 「月隈」の解説

月隈
つきぐま

御笠みかさ川右岸の現月隈・東月隈ひがしつきぐま・西月隈・下月隈地区付近に比定される。観応二年(一三五一)一〇月一九日の足利直冬感状(深堀文書/南北朝遺文(九州編)三)などに「月隈合戦」とみえ、同年九月二八日足利直冬方の今川直貞に属した深堀広縄らは、足利尊氏方の一色範光らと当地で戦っている(同年一〇月日「深堀広縄軍忠状」同上など)。永禄一一年(一五六八)一一月九日、反大友勢の高橋鑑種が当地まで退いたため、宗像氏貞は市川経好と直談し、山田満重らの到来を待つこととしている(同月一二日「宗像氏貞書状」山田文書/宗像市史 史料編二)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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