有ばある世(読み)あればあるよ

精選版 日本国語大辞典 「有ばある世」の意味・読み・例文・類語

あれ【有】 ば ある世(よ)

  1. 生きていこうとすれば、たとえつらくとも、とにかく生きていかれる世。住めば住める世。
    1. [初出の実例]「おのづからあればある世に永らへて惜しむと人に見えぬべきかな〈藤原定家〉」(出典:千載和歌集(1187)雑中・一一一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android