木の葉隠る(読み)コノハガクル

デジタル大辞泉 「木の葉隠る」の意味・読み・例文・類語

このは‐がく・る【木の葉隠る】

[動ラ四]木の葉の陰に隠れる。
奥山の―・りて行く水の音聞きしより常忘らえず」〈・二七一一〉

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精選版 日本国語大辞典 「木の葉隠る」の意味・読み・例文・類語

このは‐がく・る【木葉隠】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 木の葉の陰にかくれる。このはごもる。
    1. [初出の実例]「奥山の木葉隠(このはがくり)てゆく水の音聞きしより常忘らえず」(出典万葉集(8C後)一一・二七一一)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 [ 一 ]に同じ。

このは‐ごも・る【木葉隠】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 茂った木の陰にさえぎられている。このはがくる。
    1. [初出の実例]「妹が目の見まく欲しけく夕闇の木葉隠(このはごもれ)る月待つ如し」(出典:万葉集(8C後)一一・二六六六)

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