本刈谷貝塚(読み)もとかりやかいづか

日本歴史地名大系 「本刈谷貝塚」の解説

本刈谷貝塚
もとかりやかいづか

[現在地名]刈谷市天王町

衣浦きぬうら湾に臨む標高九メートルの台地西縁に築かれており、逢妻あいづま川流域の縄文時代貝塚では最南端に位置する。ハイガイを主とする海水産貝塚で、面積およそ五千平方メートルに及ぶ。昭和二七年(一九五二)と昭和二九年に行われた土取工事と、昭和四四年の発掘調査で、埋葬人骨一二体と、甕棺四基とが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の本刈谷貝塚の言及

【刈谷[市]】より

…人口12万5305(1995)。縄文時代の遺跡が多く,早期の八ッ崎貝塚,晩期の本刈谷(もとかりや)貝塚などがある。平安末期には重原荘が置かれ,重原氏,次いで二階堂氏が支配した。…

※「本刈谷貝塚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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