精選版 日本国語大辞典 「朽ち失す」の意味・読み・例文・類語
くち‐う・す【朽失】
- 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙
- ① 腐って消滅する。
- [初出の実例]「『なにかは。かうながらこそくちもうせめ』となむ思ひ侍る」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)
- 「むかしのほとけは、だうもこぼれ、ほとけもくちうせて」(出典:古本説話集(1130頃か)七〇)
- ② 落ちぶれて身を終わる。
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...