朽残(読み)くちのこる

精選版 日本国語大辞典 「朽残」の意味・読み・例文・類語

くち‐のこ・る【朽残】

〘自ラ四〙
① 朽ちかかって生き残る。また、枯れかかって残る。
仏道の記(1266‐69頃)「くちのこる桜を見ても忍ぶ哉荒れにし宮の古の春」
② 腐らないで残る。
※百座法談(1110)六月二六日「現に一巻くちのこれり」

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普及版 字通 「朽残」の読み・字形・画数・意味

【朽残】きゆうざん

朽敗

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