朽索六馬を馭す(読み)キュウサクロクバヲギョス

デジタル大辞泉 「朽索六馬を馭す」の意味・読み・例文・類語

朽索きゅうさく六馬ろくばぎょ

《「書経」五子之歌から》くさった縄で6頭の馬を御するように、非常に難しくて危ないことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「朽索六馬を馭す」の意味・読み・例文・類語

きゅうさく【朽索】 六馬(りくば)を馭(ぎょ)

  1. ( 「六馬」は六頭立ての馬車をひく馬。「書経‐五子之歌」の「予臨兆民、懍乎若朽索之馭六馬」による ) くさったなわで六馬をあやつるように、きわめて困難で危険なことのたとえ。
    1. [初出の実例]「執朽索以馭六馬。力任脩途」(出典:峨眉鴉臭集(1415頃)剛直宗住亀山)
    2. 「一髪千鈞を引き、朽索六馬を馭すものと謂ふ可し」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉七)

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