村久野庄(読み)むらくののしよう

日本歴史地名大系 「村久野庄」の解説

村久野庄
むらくののしよう

現市域の北西部一帯辺りで、旧葉栗郡内。成立年代不明。九条大納言入道家領。のち曼陀羅まんだら寺領。旧葉栗郡内には村久野村があり、応仁三年(一四六九)の包紙をもつ村久野庄惣年貢覚書(曼陀羅寺文書)に、本地郷・飛保郷・向江郷などが当庄内とみえる。嘉元四年(一三〇六)以前より九条大納言入道が領家であった(「昭慶門院御領目録」竹内文平氏所蔵文書)。暦応元年(一三三八)尾張国国宣写(曼陀羅寺文書)により大嘗会米が免除された。文和二年(一三五三)一二月七日、九条大納言入道は当庄を元徳元年(一三二九)創建された曼陀羅寺へ寄進した(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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