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愛知県江南(こうなん)市前飛保(まえひぼ)にある西山(せいざん)浄土宗の寺。山号は日輪山(にちりんざん)。1329年(元徳1)天真乗運(てんしんじょううん)の創建で、円福(えんぷく)寺といったが、7世空光が改称した。後醍醐(ごだいご)天皇は乗運に命じて建武(けんむ)新政(1333)の成就と国家安泰を祈願し、後奈良(ごなら)天皇(在位1526~57)のとき勅願所となった。関ヶ原の戦いのとき東軍が軍議を開いた所として知られ、江戸時代には檀林(だんりん)として学徒の教育にあたった。現在、山内寺院八か寺を有する。本堂(正堂)、大書院、浄土五祖画像、中国銅鐘は国指定重要文化財である。そのほか地蔵堂、曼陀羅(いずれも県指定文化財)など寺宝は多い。
[玉山成元]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...