飛保郷(読み)ひぼごう

日本歴史地名大系 「飛保郷」の解説

飛保郷
ひぼごう

旧葉栗郡内、現前飛保まえひぼ後飛保うしろひぼ辺り。九条大納言入道家領村久野むらくの庄内。応仁三年(一四六九)の包紙をもつ村久野庄惣年貢覚書(曼陀羅寺文書)に、村久野庄二五名のうち恒守名以下九名がみえる。二貫から七貫文の均等名で、計四〇貫文の年貢を前飛保の曼陀羅まんだら寺に納入している。文明五年(一四七三)四月一一日の善恵寺円海・曼陀羅寺泉栄・斎藤妙椿連署契約状(善恵寺文書)に、「尾州飛保郷曼陀羅寺」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む