普及版 字通 「杪」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音] ショウ(セウ)・ビョウ(ベウ)
[字訓] えだ・すえ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は少(しょう)。〔説文〕六上に「木標なり。末なり」とあり、前条の標に「木杪なり。末なり」とあって互訓。標は標識に用いる先の尖った木。杪は梢末のところをいい、字義に区別がある。

[訓義]
1. えだ、こずえ、ほそいえだ。
2. えだの末端、すえ。
3. ほそい、小さい、わずか。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕杪 木乃枝(きのえだ)、、比古江(ひこえ) 〔名義抄〕杪 コズヱ・スヱ 〔字鏡集〕杪 スヱ・エダ・コズヱ

[語系]
杪・秒・眇・渺・・妙miは同声。杪に杪末・微妙の意がある。標piは〔説文〕に杪と互訓する字であるが、票(ひよう)声の字は漂することを主とする字で、語系に区別がある。

[熟語]
杪歳杪秋杪春杪小・杪杪頭・杪末
[下接語]
戟杪・歳杪・樹杪・秋杪・髪杪・風杪・分杪・木杪・林杪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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