東ベルリン(読み)ヒガシベルリン(その他表記)Ost-Berlin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東ベルリン」の意味・わかりやすい解説

東ベルリン
ひがしべるりん
Ost-Berlin

東西分裂時代の東ドイツの首都。第二次世界大戦後、アメリカ、イギリスフランス、ソ連の4国共同占領地区でソ連の管理下にあったが、1949年10月、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の首都となった。8区からなり、面積403平方キロメートル(旧ベルリンの45.6%)、人口は1945年(分割当時)約110万、50年約119万、85年120万2895であった。北東のマルツァーン地区などには巨大な住宅の並ぶ社会主義都市が多く形成された。90年のドイツ統一により、東西ベルリンも統合され、ドイツの首都ベルリンとなった。

[佐々木博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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