東保末村(読み)ひがしほずえむら

日本歴史地名大系 「東保末村」の解説

東保末村
ひがしほずえむら

[現在地名]明野町東保末

小貝こかい川左岸の低地にあり、北は海老江えびえ村。江戸時代は天領旗本領で、元禄郷帳の村高は二二三石余。幕末は天領八石余、旗本稲生氏領二二〇石余、観音堂領三石(各村旧高簿)。明治二年(一八六九)の村鑑書上帳(広瀬家文書)には村高二二〇・六八石、田二〇町三反八畝一一歩半・畑一二町五反四畝一一歩、家数一九(百姓一七・神主一・寺一)・人別一二八(男五九・女六九)、馬一三とあり、用水は「小栗川堰大塚村地内川連村より引揚申候七ケ村組合ニ御座候、尤此村末水ニ付渇水之砌引足不申候且地窪ニ付少々出水ニ茂難渋両難之村方ニ御座候」とあり、水害に悩まされていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android