東大滝村(読み)ひがしおおたきむら

日本歴史地名大系 「東大滝村」の解説

東大滝村
ひがしおおたきむら

[現在地名]野沢温泉村大字東大滝

野沢温泉のざわおんせん村の北部に位置し、千曲川を隔てて西大滝にしおおたき村と相対する。付近の河中に岩により激湍げきたんをなす大滝おおたき湯滝ゆたきと称せられる舟運の難所がある。東谷筋ひがしたにすじ道に沿い朝上あさがみ明石あかいし等の小集落が点在する。

この地は志久見しくみ郷内の地頭市河氏の分流大滝(東)氏が領知しており、天正一〇年(一五八二)卯月一五日の大滝土佐守あての森長可安堵状案(歴代古案)、同年六月二〇日の上杉景勝書状案(上杉年譜)により推測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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