野沢温泉村(読み)のざわおんせんむら

日本歴史地名大系 「野沢温泉村」の解説

野沢温泉村
のざわおんせんむら

面積:五八・四一平方キロ

県の最北部に近く、毛無けなし(一六四九・七メートル)頂点として、これに連なる支脈に囲まれ西と北に傾斜し、赤滝あかたき川の支流を合わせて北流する千曲川に接して展開している集落である。村の中心部には湯量の豊かな温泉が湧いている。

豊郷とよさと村は明治二二年(一八八九)四月坪山つぼやま村と合併して豊郷村となり、その後一部は高野たかの村に分割編入された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野沢温泉村」の意味・わかりやすい解説

野沢温泉〔村〕
のざわおんせん

長野県北東部,飯山市の北東に接する村。 1953年豊郷 (とよさと) 村から改名,さらに 56年に市川村合体。毛無山北西斜面の豪雪地にあり,スキー場が多い。中心集落の豊郷に野沢温泉があり,農家の多くは冬季民宿を兼業する。温泉は湯量が豊富で,アケビのつるを浸して細工したり,野沢菜を洗って菜漬にしたりするのに使われ,温泉みやげとなっている。道祖神祭は重要無形民俗文化財国道 117号線が通り志賀高原からの奥志賀林道が通じる。村域の一部は上信越高原国立公園に属する。面積 57.96km2。人口 3279(2020)。

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