成就(読み)ジョウジュ

デジタル大辞泉 「成就」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゅ〔ジヤウ‐〕【成就】

[名](スル)物事を成し遂げること。また、願いなどがかなうこと。「悲願成就する」「大願成就
[類語]達成大成速成適う実現完成成立成り立つ成る出来しゅったい出来る出来上がる樹立確立存立打ち立てる成功奏功上首尾結実開花実を結ぶ花開く物になる

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精選版 日本国語大辞典 「成就」の意味・読み・例文・類語

じょう‐じゅジャウ‥【成就】

  1. 〘 名詞 〙 できあがること。成し遂げること。また、願いや思いなどがかなうこと。じょうじゅう。
    1. [初出の実例]「伏願、〈略〉諸善成就、諸悪断却」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳)
    2. 「わが謀成就(ゼウジュ)せん」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔漢書‐文翁伝〕

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日本歴史地名大系 「成就」の解説

成就
じようじゆ

[現在地名]小松町石鎚

千足山せんぞくやま村の南東部、大保木山おおふきやま(現西条市)との境界に位置し、標高約一四〇〇メートル。古来石鎚いしづち山登山と信仰の要地である。登山には現小松町側・現西条市側ともここを経由し、八丁はつちよう坂・夜明よあけ(登山者はここで夜明けを待ち頂上に登って御来光を拝する)を経て石鎚山頂に至る。古くは常住と表記された。

文政年間(一八一八―三〇)に成就の所属をめぐって西条・小松両藩の間でせきふ山境界論争が起こり、文政八年に幕府裁断があった。

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普及版 字通 「成就」の読み・字形・画数・意味

【成就】じよう(じやう)じゆ

なしとげる。〔論衡、量和〕切瑳(たくま)して、乃ち寶す。人の學問知能の就するは、ほ骨象玉石の、切瑳するがごとし。

字通「成」の項目を見る

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