最新 地学事典 「松ヶ平変成岩類」の解説
まつがだいらへんせいがんるい
松ヶ平変成岩類
Matsugadaira Metamorphic Rocks
阿武隈山地東縁部に点在する主に低温高圧型の変成岩体の一つで,松ヶ平─母体(もたい)帯に属する。T.Sato(1956)の松ヶ平層に相当。福島県南相馬市の真野川流域において,古生代の浅海成堆積岩を馬蹄形に取り巻くように分布する。付加体を原岩とした泥質~珪質片岩及び少量の砂質片岩・苦鉄質岩と角閃岩からなり,それらは南北性の向斜構造をなす。本変成岩類は上部デボン系合ノ沢層によって不整合に覆われる(永広昌之ほか,1990)。角閃岩からは古生代前半のホルンブレンドK-Ar年代が報告されている(蟹沢聡史ほか,1992)。参考文献:永広昌之ほか(1990) 地質雑,Vol.96:537
執筆者:内野 隆之
参照項目:松ヶ平─母体帯
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

