母体(読み)ボタイ

デジタル大辞泉 「母体」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母体】

母親のからだ。「母体保護
発展してきたものの、もとになるもの。「運動母体となる市民団体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「母体」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母体】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 母親の身体。母のからだ。
    1. [初出の実例]「腹の児〈略〉が直(すぐ)取り出されない以上、母体(ボタイ)は今日迄平気に持ち応へる訳がなかった」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉一三)
  3. 発展してきたもの、特に、組織思考などの分かれてきたものの、もととなるもの。現在の形の基盤となったもの。また、物事の基本となるもの。
    1. [初出の実例]「あの大震災はその年中行事の母体である下町の旧観を台無しにして了った」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉遊覧の東京)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「母体」の読み・字形・画数・意味

【母体】ぼたい

母の身。

字通「母」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android