松風蘿月(読み)しょうふうらげつ

精選版 日本国語大辞典 「松風蘿月」の意味・読み・例文・類語

しょうふう‐らげつ【松風蘿月】

  1. 〘 名詞 〙 ( 松に吹く風と、ツタカズラを照らす月の意 ) 俗世に汚れていない自然を、象徴的にいう。また、それを愛する境地
    1. [初出の実例]「松風蘿月物に触れて心を痛ましめずと云ふことなし」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android