枯渇した(読み)こかつした

最新 地学事典 「枯渇した」の解説

こかつした
枯渇した

depleted

岩石中の液相濃集元素が乏しい状態を「枯渇した」と表現する。「富化した」はその逆の意味。例えば,枯渇したマントルとは,初期地球のマントルが融解して大陸地殻を形成した際に液相濃集元素が取り去られた残留マントルを意味する。同位体比の場合,マントル融解時の液相農集元素であるSmとNdでは,Ndの溶出率が高く残留マントルに高Sm/Nd比が生じる。147Smは143Ndの親核種のため,残留マントルの143Nd/ 144Nd比は全地球の比(CHUR)よりも時が経つと高くなる。この高Nd同位体比を「枯渇した」と表現する。同じ仕組みで87Sr/86Sr比ではCHURよりも低い場合に「枯渇した」と表現する。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 亀井

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む