デジタル大辞泉 「亀井」の意味・読み・例文・類語 かめい〔かめゐ〕【亀井】 姓氏の一。[補説]「亀井」姓の人物亀井勝一郎かめいかついちろう亀井玆矩かめいこれのり亀井昭陽かめいしょうよう亀井南冥かめいなんめい亀井文夫かめいふみお 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「亀井」の解説 亀井かめい 大阪府:大阪市天王寺区天王寺村四天王寺亀井四天王寺の境内にあり、現在石彫の亀から水が流出するようになっている。「玉葉」文治三年(一一八七)八月二三日条の付図に、金堂北東の回廊外、亀の池の東に「亀井」が描かれている。四天王寺の重要な霊水で、永承三年(一〇四八)一〇月一九日に参詣した藤原頼通も、わざわざ「亀井水」をみている(宇治関白高野山御参詣記)。「台記」康治二年(一一四三)一〇月二二日条には関白藤原忠実の参詣に同行した子頼長が「向亀井飲之、起慈悲心飲之」したとあり、前記「玉葉」の著者九条兼実は金堂参詣前には亀井の水で手を清めている。また「平家物語」巻二(山門滅亡堂衆合戦)には亀井の水を灌頂の水としたことがみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報