柏木田新田村(読み)かしわぎだしんでんむら

日本歴史地名大系 「柏木田新田村」の解説

柏木田新田村
かしわぎだしんでんむら

[現在地名]中仙町豊岡とよおか 柏木田

西流する斉内さいない川北の平坦地にあり、東は栗沢くりさわ村・大神成おおかんなり村、西は米沢新田よねざわしんでん村、北は椿つばき村に接する。

寛文年中(一六六一―七三)館郷たてのごう村の市右衛門と椿村の早人の両人の注進により延宝五年(一六七七)に成立した新田村。村域はもと周辺一二ヵ村のものであった。享保一四年(一七二九)の黒印高帳(秋田県庁蔵)の当高合計は一九七石余で、同期の「六郡郡邑記」では柏木田に九軒の家があり、支郷は三畝みうね村一軒、上谷地かみやち村四軒、むがさ野村一〇軒、き村三軒であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android