柳館村(読み)やなぎだてむら

日本歴史地名大系 「柳館村」の解説

柳館村
やなぎだてむら

[現在地名]秋田市下北手柳館しもきたてやなぎたて

太平たいへい川支流のたから川沿いに集落が散在する。松崎まつがさき村の一五町東。天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡御蔵入目録写(秋田家文書)に「柳立村」、慶長三年(一五九八)の御蔵入御物成納口之帳に「柳館村」「賀川村」とあり、太閤蔵入地

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図には、柳立村八八石とある。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」は「柳館村 十一軒。嘉川村七軒 両村一村の内にて田地不分也」とあり、嘉川かがわ村は柳館村の支郷となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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