コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

案分票 あんぶんひょう

2件 の用語解説(案分票の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

案分票

案分とは、基準となる数量に比例して割り振ることをいう。同じ名字または同じ名前の者が立候補した選挙において、投票用紙に名字だけ、または名前だけが記入されている場合、有権者がどちらに投じた票なのか判断ができない(一般に疑問票と呼ばれる票の一つ)。こうした票について、公職選挙法は、該当する候補者の得票数に比例した割合の票数を算出し、その票数を割り振ると定めている。この票を案分票という。
例えば、同一選挙区に「山本太郎」と「山本次郎」が立候補し、「山本太郎」が5000票、「山本次郎」が2000票を獲得したが、「山本」だけを記載した票も100票あった場合、山本太郎には「5000×100/(5000+2000)=71.4285……票」が5000票に加えられる。同様の計算式で、山本次郎には、28.5714……票が2000票に加えられる。開票後、案分票の小数点以下の端数を発表するところもある。
この他、同じ漢字で読み方が異なる名字または名前の候補者が出馬した場合、候補者が本名でなく芸名で出馬した場合など、それぞれの扱いは各選挙区を管轄する選挙管理委員会に委ねられている。想定していなかった疑問票が出た場合、同委員会の開票責任者が判断を下すが、開票後にその有効・無効をめぐって裁判に発展するケース少なくない

(大迫秀樹  フリー編集者 / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

案分票

同姓や同名の候補者が立候補した選挙で、姓か名だけが記入された場合、有権者が誰に投じたか判断できないため各候補者の得票数に比例した割合で票が配分される。

(2010-10-25 朝日新聞 朝刊 福島中会 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

案分票の関連キーワード数量化Ⅰ類数量化Ⅱ類一倍基準面割合案分パリティー価格基準値比例の法則フーリエの熱伝導方程式

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

案分票の関連情報