精選版 日本国語大辞典「同姓」の解説
どう‐せい【同姓】
〘名〙
※史記抄(1477)四「晉は唐叔虞が后ぢゃほどに、唐叔は武王の弟で周の同姓なり」 〔史記‐魯周公世家〕
② 同じ姓。おなじ苗字(みょうじ)。同苗。⇔異姓。
※続日本後紀‐承和元年(834)一二月乙未「諸陵少允正六位上中科宿禰直門、左少史従七位下同姓継門等」 〔礼記‐曲礼上〕
③ 江戸時代、本家を同じくする末家どうし、またはその一分家から他の分家をさしていう。
④ 江戸時代、親類縁者のうち、男系の血族をいう。
※禁令考‐前集・第一・巻三・寛文三年(1663)八月五日「同姓之弟、同甥、同従弟、同また甥に並従弟、此内を以て、相応之者を撰べし」
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