梅沢昇(読み)ウメザワ ノボル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「梅沢昇」の解説

梅沢 昇(3代目)
ウメザワ ノボル


職業
俳優

本名
行田 勝三(ギョウダ カツゾウ)

生年月日
大正11年 9月6日

出身地
東京

経歴
13歳の時、剣劇王・梅沢昇(初代)に入門。血のつながりはないが、昭和39年4月初代や村上元三の勧めにより浅草・常盤座で3代目を襲名披露。以後はフリーで活躍。61年4月浅草公会堂にて初代制定の梅沢十種「闇」などを復活上演する。美空ひばり一座の重鎮で、個性派の脇役を務めた。テレビでは「破れ傘刀舟」「鬼平犯科帳」「大江戸捜査網」などに出演。

没年月日
平成12年 9月12日 (2000年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

世界大百科事典(旧版)内の梅沢昇の言及

【剣劇】より

…その後〈第二新国劇〉をはじめとする剣劇劇団が続々と生まれ,〈新国劇〉が東京中心に公演するようになってから大阪では中田正造らを中心にした〈新声劇〉が生まれた。また2代にわたる梅沢昇(初世はのちに竜峰と改名)や,金井修,浅香新八郎,沢村国太郎らは,それぞれに一座を組み,全国の大衆演劇の大半が剣劇といえるほどの時代さえあった。そして〈ちょんまげ〉の任俠の徒の争闘を主題として義理人情をからませた長谷川伸,行友李風(ゆきともりふう),原巌,村上元三,佐々木憲らの作家がこれに好適の脚本を提供し,戦時色の深まるとともに剣劇はますます盛んに行われた。…

※「梅沢昇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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