重鎮(読み)ジュウチン

デジタル大辞泉 「重鎮」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ちん〔ヂユウ‐〕【重鎮】

《おもしの意から》ある社会分野重きをなす人物。「財界重鎮
[類語]首脳幹部要人元老柱石大黒柱実力者有力者大立て者中心人物キーパーソン

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精選版 日本国語大辞典 「重鎮」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ちんヂュウ‥【重鎮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おもし」の意から )
  2. 人をおさえる力のあるもの。また、そのような人。ある社会で重きをなす人物。
    1. [初出の実例]「只保等登芸須の紙上に於て我雑誌を『一方の重鎮』などと手誉めしあるを見ていささか驚き申候」(出典:消息(1899‐1900)〈正岡子規〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐奉持厳丈夫詩〕
  3. ( ━する ) 人や物などが重々しくその場所を占め守ること。
    1. [初出の実例]「云はずと知れた天下の麗人千智子未亡人が宝の山の上に重鎮(ヂウチン)してゐます」(出典:金色青春譜(1936)〈獅子文六〉暑苦しき一党)

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普及版 字通 「重鎮」の読み・字形・画数・意味

【重鎮】じゆう(ぢゆう)ちん

柱石となる人物。〔三国志、呉、陸凱伝〕(上)中常侍王は、~斯れ稷(しやしよく)(国家)の重鎭なり。~而るに陛下、其の辭を忿(いか)り、其の直對を惡(にく)み、之れを殿堂に梟(さら)し、屍骸(しがい)暴(ばくき)せらる。心に傷み、悲悼す。

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