梅花石

デジタル大辞泉プラス 「梅花石」の解説

梅花石

岩石の名。ウミユリなどの化石を含み、横断面に梅の花のような白い模様が浮き出ることからこう呼ばれる。産地としては福岡県北九州市の門司地区、北海道空知川などが知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「梅花石」の意味・わかりやすい解説

梅花石
ばいかせき

ウミユリ

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世界大百科事典(旧版)内の梅花石の言及

【菊花石】より

…模様は,岩石が固まるときに生じた割れ目に岩石中の炭酸石灰が沈殿して方解石やアラゴナイトなどの結晶ができ,さらにこれらの結晶が岩石中の成分と交代し,石英やドロマイトなどの結晶に変化したものと考えられている。結晶が小さく斑状にちらばったり脈状になったものを梅花石,梅林石と呼び珍重することがある。菊花石のうち岐阜県本巣郡根尾村に産するものは特に有名で,1952年特別天然記念物に指定された。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」