普及版 字通 「棣」の読み・字形・画数・意味
棣
12画
[字訓] にわうめ
[説文解字]

[字形] 形声
声符は隶(たい)。〔説文〕六上に「白棣なり」という。〔詩、小雅、常棣〕「常棣(じやうてい)の
鄂不(がくふ)
(ゐゐ)たり」は、華のそろい咲く美しさを、兄弟の親しみ合うのにたとえて歌うもので、兄弟の情を棣鄂(ていがく)という。棣棣(ていてい)は人の威儀あるさまを形容する語。字はまた
(逮逮)に作る。[訓義]
1. にわうめ、いくり、白い花のいくり。
2. 逮と通じ、およぶ、とおる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕棣 ムベ 〔
立〕棣 ウツル・トザシ[語系]
棣・
di
iは同声。
は〔説文〕二下に「
、
ぶなり」とみえるが、唐逮は語義不明。棣棣・逮逮は形況の語で、人の威儀のあるさまをいう。[熟語]
棣華▶・棣鄂▶・棣
▶・棣達▶・棣通▶・棣棣▶・棣棠▶・棣友▶[下接語]
常棣・青棣・赤棣・唐棣・白棣
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

