楽書要録(読み)がくしょようろく(その他表記)Yue-shu-yao-lu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楽書要録」の意味・わかりやすい解説

楽書要録
がくしょようろく
Yue-shu-yao-lu

中国唐代の音楽理論書。唐の則天武后勅撰。 10巻。天平7 (735) 年4月,入唐留学生の吉備真備によって持帰られ,日本の雅楽の音楽理論に大きな影響を与えた。 10巻のうち5,6,7巻のみが現存

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世界大百科事典(旧版)内の楽書要録の言及

【雅楽】より

…いずれも理論書というよりは当家の伝承を書きとどめたもので,系譜,奏演記録,故事来歴などをおもな内容としている。中国の楽書で記録上はじめて日本へもたらされたのは,735年(天平7)4月,入唐留学生吉備真備が聖武天皇に献じた《楽書要録》である。則天武后の撰とされ,もと10巻あったが,大部分が散佚した。…

※「楽書要録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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