樋放つ(読み)ひはがつ

精選版 日本国語大辞典 「樋放つ」の意味・読み・例文・類語

ひ‐はが・つ【樋放】

  1. 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 ( 「ひ」は樋、「はがつ」はこわす意 ) 田に水を引く樋を破壊する。→ひはなち
    1. [初出の実例]「素戔嗚尊姉の田を妬んで、春は廃渠槽〈略〉〈廃渠槽、此をば秘波鵝都(ヒハガツ)と云〉」(出典日本書紀(720)神代上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android