樺太からの引き揚げ

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樺太からの引き揚げ

太平洋戦争の終戦後、旧ソ連軍が占拠した南樺太(現ロシア・サハリン南部)に取り残された日本人が1946年12月~49年7月、北海道函館市に船で渡った引き揚げ事業。5次まであり、引き揚げ者は約30万人に上った。樺太は日露戦争を終結させた05年のポーツマス条約により北緯50度以南が帝政ロシアから日本に譲与され、45年のソ連軍侵攻までの約40年間、日本の統治下にあった。最盛期には約40万人の日本人が住み、漁業製紙業、炭鉱業が盛んだった。

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