橘中の仙(読み)きっちゅうのせん

精選版 日本国語大辞典 「橘中の仙」の意味・読み・例文・類語

きっちゅう【橘中】 の 仙(せん)

  1. ( 中国の巴邛(はきょう)で、大きな橘の実を割ったら、その中で仙人が碁を楽しんでいたという「幽怪録」の故事から ) 狭い所で楽しみをもつこと。また、囲碁の楽しみ。そのような楽しみを持つ人。〔慶長見聞集(1614)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android