檀紙村(読み)だんしむら

日本歴史地名大系 「檀紙村」の解説

檀紙村
だんしむら

[現在地名]高松市檀紙町

飯田いいだ村の南、香東こうとう川左岸に位置。地名は江戸初期まで檀紙生産が盛んであったことに由来(→飯田村。戦国期には植田縁之助が当地城主であった(玉藻集)。貞享高辻帳に村名がみえ、高四二六石余。池泉合符録によると水掛高四七四石の紙漉井(当村水掛高は三四〇石)、同高二三五石余の八幡井、同高七二石余の森池などがあり、御厩みまや村の御厩池から五九〇石余、岡本おかもと村の奈良須ならず池から一千一七九石余の給水をうけている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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