櫨原村(読み)はぜはらむら

日本歴史地名大系 「櫨原村」の解説

櫨原村
はぜはらむら

[現在地名]藤橋村櫨原

山手やまて村の北西、揖斐川沿いに立地する。永享三年(一四三一)六月一日の徳山常長渡状(徳山文書)に「はしわら」とみえ、当地の山銭二〇〇文などが縫殿助へ譲り渡されている。慶長一四年(一六〇九)検地帳(櫨原区有文書)によると上畑一反余・中畑五反余・下畑六反余・かみ原(楮畑)一反余・荒地一反余・屋敷三反余で、畑作中心であった。名請人数二〇。物成取覚(赤座文書)に葉次原村とあり、寛永六年(一六二九)には定米一六石余を銀三二〇匁余で納めている。正保郷帳では旗本徳山重政領で、田二三石余(田ではなく畑か)・山年貢四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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