歙州硯(読み)キュウジュウケン

デジタル大辞泉 「歙州硯」の意味・読み・例文・類語

きゅうじゅう‐けん〔キフジウ‐〕【×歙州×硯】

中国の名高いすずりの一。江西省婺源ぶげん歙渓きゅうけい(かつての安徽省)産の暗青色の水成岩でつくる。

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精選版 日本国語大辞典 「歙州硯」の意味・読み・例文・類語

きゅうじゅう‐けんキフジウ‥【歙州硯】

  1. 〘 名詞 〙 中国安徽省歙州の龍尾山産の石で作った硯(すずり)。石はうすい紋のある粘板岩で一〇世紀中頃から掘り出されている。歙硯

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世界大百科事典(旧版)内の歙州硯の言及

【歙】より

…有名な歙硯(しようけん)は婺源県の歙渓から産する硯石で,南唐のころから世に聞こえ,端渓硯よりはやくから知られていたが,宋代には佳石がなくなったという。日本では誤り伝えて〈きゅうけん〉,歙州硯(きゆうじゆうけん)と呼ぶことが多い。また,南唐のころ,この地の墨匠李廷珪らが名墨をつくり,国宝として珍重されたが,徽墨の名声は現在まで,国の内外に喧伝されている。…

※「歙州硯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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