デジタル大辞泉
「止う事無し」の意味・読み・例文・類語
ようごと‐な・し〔やうごと‐〕【▽止う事無し】
[形ク]《「やんごとなし」の「ん」を「う」と表記したもの》「やんごとない」に同じ。
「ある―・き所より、菊の移ろへるを出だし給へれば」〈恵慶集・詞書〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ようごと‐な・しやうごと‥【止事無】
- 〘 形容詞ク活用 〙 =やんごとない(止事無)
- [初出の実例]「あるやうごとなき所より、菊のうつろへるを戴き参れば」(出典:恵慶集(985‐987頃))
止う事無しの補助注記
「やむごとなし」と同様に、平安時代「う」「む」は、はねる音「ン」を表わす仮名としての用法があり、「ようごとなし」と発音されたものではない。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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