正方形賛歌

デジタル大辞泉プラス 「正方形賛歌」の解説

正方形賛歌

ドイツ生まれのアメリカの画家ジョゼフ・アルバースの絵画(1959)。原題《Homage to the Square》。様々な色調や大きさの正方形のみを重ねて描いた連作一つ。東京国立近代美術館所蔵。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の正方形賛歌の言及

【アルバース】より

…次いで1920年バウハウスに入学し,さらにその教師となり,ガラス絵においてはじめて正方形の形体による表現を試みる。33年バウハウス閉鎖に伴いアメリカに渡り,ノース・カロライナのブラック・マウンテン・カレッジやイェール大学(建築・デザイン科長)で教鞭をとるかたわら,形体と色彩,その相互関係の綿密な探求を通して《正方形賛歌Homage to the Square》シリーズを生み出す。正方形ないし矩形という基本形体の構成から成る彼の絵画は,幾何学的抽象の一到達点を示すとともに,60年代に登場してくる新しい抽象絵画(カラー・フィールド・ペインティングやミニマル・アート)の先駆ともなった。…

※「正方形賛歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android