正蔵率分所(読み)しょうぞうりつぶんしょ

精選版 日本国語大辞典 「正蔵率分所」の意味・読み・例文・類語

しょうぞうりつぶん‐しょシャウザウ‥【正蔵率分所】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代大蔵省正蔵(倉)院の一画にあった建物諸国より集まった調・庸物の十分の二を別納した。率分所正蔵率分堂。〔拾芥抄(13‐14C)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の正蔵率分所の言及

【率分所】より


[古代]
 平安時代に大蔵省に付属する機関として置かれたもので,正蔵率分所,率分堂ともいい,〈そつぶんしょ〉とも読む。その起源は明らかではないが,左中弁,大監物,大蔵省の輔,民部省の輔,主計頭が勾当(こうとう)として収納物の出納の管理にあたる。…

※「正蔵率分所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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