正面通(読み)しようめんどおり

日本歴史地名大系 「正面通」の解説

正面通
しようめんどおり

上珠数屋町かみじゆずやまち通と下珠数屋町通の間を東西に通り、平安京開設時に開かれた七条坊門しちじようぼうもん小路にほぼ該当。中珠数屋町通ともいう。「坊目誌」には「東は大仏方広寺前に起り、西は東枳殻馬場に至る。西にて凡中珠数屋町其西にて御前通に当る。天正中開くる所にして、大仏正面通と云ふ意なり」と記される。

右に準じれば、本通りを正面通とよぶのは、方広寺大仏殿ほうこうじだいぶつでんが造営された天正一七年(一五八九)以降ということになる。本通りは現東山区を貫通し、かも川に架かる正面橋を越え、渉成園しようせいえん(枳殻邸)・東西本願寺で中断され、丹波口たんばぐちに至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 枳殻邸 植松 近世

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む