武井保(読み)たけいほ

日本歴史地名大系 「武井保」の解説

武井保
たけいほ

武井に所在した保。正中三年(一三二六)四月一六日本間行光譲状(夷本間文書)には「たけいの保三ふん二」を女房に譲り渡すとある。

興国元年(一三四〇)七月七日本間道昭譲状(同文書)には「竹井保」を「本間源八郎子共に」譲り渡すとあり、「但此内田一町、屋敷一所ハ、各別の安堵にて給主可持候」と記される。貞和四年(一三四八)六月九日しやうにん譲状(同文書)に「たけいのほう三分二」を孫のとらまつに譲るとあり、文安五年(一四四八)七月二九日本間季直等四名連署証状(同文書)には「武井保之内田一町」を「やすこの女子」に渡し、一期ののちは武井方へ渡すことを、青木本間氏・新穂本間氏・河原田本間氏らが一揆同心として確認している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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